確実に減少する書店は、2000年に22,300店あったものが、2016年には13,500店まで減少し書店が1店舗もない県が出るまでになった。
これは大型書店の台頭が零細書店を廃業に追い込んだ事もあるが、身近であった書店の消滅が書籍の流通が根本から変わりつつある事を示している。
製本、流通が完全に分業化され再販制度で販売されていた出版業界の仕組みが既に過去のものとなって行く流れは止める事は出来ない。
読者と著者(出版社)を繋ぐループがインターネットを介して生まれつつある。情報と言う最大の付加価値を瞬時にどこにでも無料で送る事のできるインターネットは正にコンテンツ(書籍)流通のためにある第3のインフラと言える。これを利用する事により書籍の物理的存在は意味をなさなくなり、出版社から著者へのコンテンツの販売流通のコストは大幅に削減され双方に多大に利益を与えます。
これを手軽な方法とコストで出版社自身が行えれば、更なるコストダウンだけでなく両社を繋ぐことにより生の読者の状況を掴む事ができる。
こんな事が、現実に可能となっている現在、古い殻から出ない出版社に将来は開けません。
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